広渕保育所は、大正15年に曹洞宗広渕寺の住職で あった庄司仙嶺(初代所長)が、広渕沼干拓のために入植農家の幼児の不慮の事故を憂慮して、農繁期の託 児所として開設しました。
昭和5年に、「隣保館」を建設し常設託児所とした。昭和23年の児童福祉法により、知事認可の広渕保育所となり、さらに、昭和44年に個人経営を廃止し、財団法人としました。平成24年3月30日に社会福祉法人ひろぶちとなりました。
初代所長の建設目的は”御仏の慈悲”にすがって親の手をかけてもらいえない労働者の子供を救いたいと いう信念から、朝6時から夜遅くまで保育し、衛生、しつけ面などに細心の注意を払い、子供をリヤカーにのせ、朝夕の送迎をして、父母の代わりとなった。
この精神を継承し、子どもたち一人ひとりの人格を、その個性を少しでも伸ばしてあげたい、そして自分の大切さを知ると同時に友達も大切にする思いやりのある人に育ってほしいと願いつつ日々の保育を行っています。
恵まれた環境のなか、今日も子どもたちは明るくのびのびと遊んでいます。この子どもたちの未来のために、保護者や地域の皆さんと手を取り合って歩みたいと願っています。
●○広渕保育所にはアメリカ人形が現存しています○●
これは日米親善大使の証として、昭和2年に米軍より日本の子どもたちに贈られました。3月3日にはアメリカ人形をかこんでひなまつり会をします。